アネストブレーントラストの代表者が、会社を創業するまでとその後のお話を代表者自身より紹介していく第2弾です。
アネストの創業のきっかけ
多くの不動産会社やそこで働く多くの人たちを見ていくなかで、モラルの低い不動産・建設業界の現実ばかりが目につくようになりました。これは、会社にもそこで働く人にも理由があるのです。
もちろん、全ての人や会社が悪いわけではないです。しかし、現実に、消費者側の不利が大きいのです!
- 人生を大きく左右する高額な買い物であるにもかかわらず、事実を知らずに購入する。
- 専門的な知識がなく、判断できないが故に業者の言うことを信用するしかない。
これでは、あまりにもリスクが高すぎます。このようなことを思いながら、ある日、住宅購入者向けの無料相談のホームページを立ち上げました。
当時は、会社員でもありましたので、匿名で相談に応じていました。原則、ホームページ上の掲示板やメールのみです。それでも、多くの方から相談が寄せられるようになり、1つ1つ丁寧に回答していました。
この無料相談を始めてから、マイホーム購入者の多くの人が「誰かに相談したい」と考えていることを強く感じました。専門的でわかりにくい上に、高額な買い物ですから、当然のことかもしれません。
この頃、周囲の友人や友人の両親からマイホーム購入について相談されることが続きました。周りに不動産業界の経験者がいれば、相談してみようと考えるのは当然のことだと言えます。
私は、ホームページの無料相談や友人を通して、利害関係のない第三者として、マイホーム購入の相談にのるということを既に始めていたことになります。
しばらくして、同じ不安・悩みを持つ方への相談業務を行うことが「仕事」になるのではないかと考えました。「仕事」を通じて、マイホーム購入者や社会の役に立てるなら、そんなに楽しくやりがいのあることはありません。ホームページの無料相談や友人等からの相談が、私が創業する大きなきっかけとなりました。
創業当初と全国拡大
2003年2月に「オフィス・アネスト」(個人事業)として創業しました。それまで、無料相談を行っていたホームページをリニューアルし、有償のコンサルティングサービスを開始したのです。
創業当初は、仕事も極端に少なく、このまま生活できるのか?という不安がなくもありませんでした。しかし、楽観的な性格もあり、後ろを振り向かず突き進むことにしました。
当初は、土地の調査や住宅ローンの相談業務を中心に考えていましたが、建物に対する不安をお持ちの方が多く、そのニーズに応えるべく建築士と協力関係を結びました(これが、現在のアネストの基盤となっているパートナー制の始まりです。この建築士とのネットワークが増えていき、2008年には30名を超えるまで増えました)。
そんななか、創業して半年程度経過した2003年の秋ごろから相談や不動産調査の申込も増え、さらに首都圏へも進出し、営業エリアを拡大しました。この首都圏への進出でなんとか事業の基礎ができてきたように思います。
2004年2月には「株式会社アネストブレーントラスト」を設立しましたが、この頃から多くのマスメディア(テレビ・新聞・雑誌など)でも紹介されるようになり、弊社の活動が徐々に認知されるようになっていきます。
その後、弊社のホームページを見た住宅に関する専門家の方たちが、弊社の「やっていること」に共感され、次々にパートナーとなっていただき、全国各地に営業エリアも拡大していくことになりました。
2020年1月現在では、一部地域を除く全国の広範囲のエリアに対応しております。
ポリシー・こだわり
順調にご利用件数を伸ばしていくなかで、マイホームの売買契約をしてから弊社のサービスを利用する方が多いのに驚きました。
これは、弊社の存在を知って頂くタイミングが遅いということもありますが、「建物が完成してから専門家に見てもらうもの」との意識が強いことも影響しているようです。
弊社としては、より意義のあるタイミングで相談して頂きたい、利用して頂きたいとの想いがあり、契約前に利用頂く為のサービスを懸命にアピールしてきました。
今では、契約前にサービスをご利用頂く方が増え、お客様の利用の仕方も変わってきました。今後も、より意義のあるサービスを提供し、ご利用いただきたいと考えています。
また、創業以来、順調に売上や営業エリアを拡大してきましたが、「人」には強いこだわりを持っています。
健全なマイホーム購入には、売り手と買い手の良好な関係が必要です。ただ単に、売る側に不具合などを指摘したり攻撃したりしても、それでは健全な結果を得られません。そこに関わる全ての人や会社の良好な関係作りを強く意識し、それを実践できる「人」を弊社のパートナーとして選んでいます。
単に知識や技術があるだけではできないことが、そこにはあるのです。「人」は、弊社の命綱です。今後も、弊社の想いを実現するために、こだわりを持ち邁進していきたいと考えています。