アネストのサービスが他社より高品質である理由は、他社より高い人材への投資と品質向上のための情報共有システムの開発です。
高品質の理由は価格構成とサービス品質
アネストの特長の1つは、経験・実績です。しかし、これだけではない、これ以上の特長、他社様との違いをご説明致します。低価格サービスを利用することで、かえって費用を無駄にしないように注意しましょう。
弊社サービスが同業他社様に比較して高品質であると主張できる理由は、弊社サービスの価格構成(図を参照)にあります。 通常、サービス価格は、「人件費(担当者の報酬)」「開発費・研修費」「運営費」「利益」によって構成されます。
他社に比べて高い「人件費(担当者の報酬)」と他社があまりコストをかけていない「情報共有のためのシステム開発費」が他社様の価格構成との違いであり、この点がサービス品質の差となりお客様のメリットとなります。
同じサービスを利用するならば、経験・実績・能力が高い一級建築士が担当である方がよいでしょう。その能力は報酬に表れます。他社では一級建築士でないことも多いですが、一級であっても報酬を削って人材の質が下がっていることも多いです。
同業他社より高い「人件費(担当者の報酬)」 = 人材の質の高さ
ある程度の情報を共有したり、研修したりすることは当然ながら、どの会社であっても行っていることです。これらは、必要最低限度のことだと言えます。しかし、人材の質はそれまでに経験してきた業務内容・量・質が大きく左右するものであり、その人材の質は報酬額に反映されます。安い人件費(報酬)で良い人材を採用することは非現実的です。つまり、現場の人に投資していないと大きく住宅診断サービスの質が下がります。
弊社の業界では、多くの会社において外部パートナーを活用した仕組みが用いられておりますが、そのパートナーの質はこの人件費が左右するところが非常に大きいです。弊社の人件費(担当者の報酬)は、弊社が把握しているなかで最も高く、人材に多くの投資をしております。同業他社では、弊社より20~50%も安い人件費(担当者の報酬)としていることが確認されており、人材への投資に大きな差があります。
よって弊社で不採用となった方が他社で採用されたり、他社から弊社へ移籍を希望しても経験不足等のため不採用となることが多くなっております。
情報共有のためのシステム開発費で品質向上
多くの住宅診断を実施しておりますが、この情報をメンバー間で共有し、新たなホームインスペクション(住宅診断)サービスの現場や診断後の判断、お客様へのアドバイスに有効活用する仕組み作りをしております。
この仕組みを構築するためのシステム開発やその維持管理に投資しており、このシステムが弊社のお客様を陰でしっかりと支えております。
このシステムの詳細は企業秘密にあたるため、詳細を明かすことはできませんが、概要は以下のようなものです。
データ蓄積とデータ活用の流れ
- ホームインスペクション(住宅診断)を実施後、各担当者が診断データ(物件概要・診断結果・コメント・写真など)を入力
- 入力されたデータを本部で整理・仕分け(適切なデータ共有のため)
- 各担当者が必要に応じて共有されたデータにアクセスして、データ閲覧と診断サービスへの活用
データ活用の事例
- 担当者Aが物件1の住宅診断サービスの担当に確定する
- 担当者Aが情報共有システムにアクセスして、同じ売主・施工会社の過去の診断データを閲覧する
- 同じ売主等の診断データから、過去の指摘箇所等を閲覧するなどして、診断時の要注意事項を認識する
- 現場で住宅診断を行い、上記3についてもしっかり確認する
- 診断の終了後、現場で見つかった問題点や判断の微妙な点などについて、情報共有システムにアクセスして過去の事例を閲覧する
- 事象等によっては、全国のメンバー間でメーリングリスト等を使用して相談する
- 報告書を作成する
※以上はデータ活用の一例です。
この画像は、特定のキーワード(指摘箇所内容の名称)で検索した結果です。指摘箇所の写真とコメントが一覧で確認でき、クリックすれば診断結果の詳細を確認することもできます。
売主や施工会社、指摘箇所、構造・工法などで検索できるため、あなたの購入予定物件・購入した物件と似た条件の物件情報を確認できるなど、様々な使用が可能です。
メンバーの一人一人が如何に経験豊富であったとしても、その人の過去の経験等によって多少は認識や判断に誤差が生じます。10人程度までの組織であれば、偏った判断になってしまうことが多々あるものです。
こういった「ずれ」を補正するためにも、この情報共有システムは有効であり、さらにメンバー間の情報交換がサポートしております。
※本システムとその情報は弊社の貴重な財産であり、企業秘密であるため、本システムの詳細及び具体的な情報の内容へのお問合せには対応致しかねます。ご了承ください。
報告書へのこだわり
アネストの調査報告書は、前述のように情報共有システムと連動しておりますが、弊社では調査報告書は「住まいの大切な記録」「お客様にとって宝物となるように」と考えております。だからこそ記録される内容にはこだわりがあります。報告書が大切なものである理由は以下の通りです。
- 住宅の大事な記録(履歴)になるため
- 将来の資産価値に影響を及びす可能性があるため
- 将来に生じた不具合等の問題を解決する材料になりうるため
- リフォームやメンテナンスに活用できるため(リフォーム等も資産価値に影響する)
アネストの報告書の特長
アネストの報告書は、充実した量・ページ数で構成されており、間取り等によりますが、平均的な間取り・規模で30~45ページ程度です。他社様の平均は15~30ページ程度(簡易なものであれば15ページ以下もある)であり、且つ表紙や表紙に準ずるページでページ数を稼ぐこともありますが、弊社ではこれらを除外した調査項目・調査結果・担当者のコメント・写真などのページ数を表示しております。
よく部屋ごと、スペースごとの記録をせずにまとめて記載して簡易化されることがありますが、それでは部屋ごとの記録(証拠)が残らず不明瞭です。調査の結果、問題なかった項目も明確にするためには、部屋ごと・スペースごとに調査結果を記録することが必須だと考え、アネストの報告書は各部屋ごと、スペースごとに記録を残しております。
人材とシステム開発が他社様との違い
人材や情報共有システムの投資がアネストのサービス品質を高めており、他社との差となっております。
以上の通り、アネストでは、同価格帯でも粗利が大きい他社様や、
必要な投資をしないことで低価格化している他社様との差別化を図っております。
特に人件費の差は人材の質の差に直結するものでしょう。
ホームインスペクション(住宅診断)は、人材の質で決まるからこそのアネストのこだわりです。