欠陥住宅・工事(不具合)を第三者の一級建築士が検査・診断します。原因追及のほか、補修工事の立会い検査、補修完了後の立会い検査のほか、他に施工不具合が無いか確認する建物全体の点検の対応もできます。
消費者(一般個人)向けの住宅検査サービスです。施工不具合の原因や被害状況の調査以外のホームインスペクション(住宅診断)はこちらからご選択ください。
不具合の建物調査の対象となる人・物件・症状
アネストの不具合の建物調査サービスの対象者や対象物件、対象となる症状は以下でご確認ください。
対象となる方
- 被害住宅の所有者(一般個人)
- 工務店・売主の調査調査が心配な方
- 工務店・売主以外に利害関係のない第三者の意見・アドバイスが必要な方
対象の物件
- 一戸建て住宅(建売住宅・注文建築)のみが対象(マンションは対象外)
- 木造及び鉄骨造が対象(RC造は原則、対象外)
- 型式適合認定工法は内容次第で対応
- 新築住宅も中古住宅も対応
リフォーム工事の不具合に関する原因調査などは対応不可となっております。
調査対象の症状
- 建物・壁・床・柱の著しい傾き(地盤沈下の疑いを含む)
- 基礎・壁の著しいひび割れ・亀裂
- 雨漏り調査
- 漏水調査(水漏れ調査)
- 建築中の施工不具合
- その他の様々な不具合の建物調査に対応
不具合の建物調査(欠陥住宅の検査)で調査した事象の一例
基礎のクラック(ひび割れ)、基礎のジャンカ、白華現象、鉄筋の露出、鉄筋のサビ(錆び)、土台のクラック(ひび割れ)、土台の腐食、柱のひび割れ、梁のひび割れ、地盤沈下、建物の傾き、床の傾斜測定、壁の傾斜測定、雨漏り、水漏れ
欠陥・不具合の原因や被害範囲を確認する調査、補修工事中の立会い、完了後の検査に対応します。また、その他にも不具合がないか建物全体の点検にも対応が可能です。ただし、所在地や症状などの条件次第で対応不可の場合もございます。
消費者(一般個人)からの依頼にのみ対応しており、不動産会社および建築業者などからお問合せを頂いた場合でも、その住宅の所有者である消費者(一般個人)の意思確認をした上で、そのご本人からの依頼に限り受付致します。
不動産会社・建築業者と消費者の関係
住宅に欠陥・不具合などがあれば、当然ながら消費者としては不安になるものです。安心できる住まいとするため、第三者として、できる限りの解決に取り組みたいと考えております。
欠陥住宅の問題には、消費者だけでなく、売主または施工会社(工務店)の協力が非常に大事です。双方の協力と前向きな姿勢があるならば、良い解決方法を見出すことも十分に考えられるでしょう。
弊社の欠陥住宅の調査は、消費者と施工会社の良好な関係作りも意識して行います。対立からは良い結果を得られません。
住宅購入者からだけではなく、欠陥住宅・建物の不具合の解決に対して前向きな対応を考えている不動産会社・施工会社からのお問合せも可能です。但し、ご依頼は消費者(一般個人)からとなりますので、ご了承ください。
アネストの欠陥住宅調査の基本方針は、安心・安全を確保しつつ、消費者と供給者(工務店等)の良好な関係作り・関係修復を目指すことです。すぐに裁判だ、紛争だ、と争うよりも、まずは互いに解決に向けて一歩を踏み出しましょう。
欠陥住宅の検査で使用する調査器具の一例
調査目的・内容により調査機材を選択するため、これら全てを使用するわけではありません(非破壊調査についてはこちらを参照)。
住宅の欠陥・不具合を解決するまでの流れの事例
これまでにアネストで実績がある建物の不具合調査の事例を紹介します。
建物の傾きの建物調査
- 扉が自動的に動く、床が傾いている等の症状があり調査依頼をお受けした。
- 初期調査として現地へ伺い、被害箇所の確認と目視調査を実施したところ、建物が傾斜しているが、目視範囲の構造体には特に問題が見られない為、不同沈下の可能性を考え、詳細調査の実施を提案した。
- 各室の傾きをより詳細な測定し、建物全体の測定も実施したところ、建物の傾きを確認した。また、地盤が弱くそれに適した地盤改良が実施されておらず、不同沈下と推定された。
- 補修工事中の立会い検査を実施した。
- 補修工事後の完了検査を実施した。
- 無事に解決
基礎のひび割れの調査
- 基礎外部のひび割れが気になるとの相談を受け調査依頼をお受けした。
- 初期調査として現地へ伺い、ひび割れの位置・方向・巾などを確認したところ、構造体に問題のあるひび割れではないと判断し、その旨をお伝えした。ひび割れにも構造上の問題があるものとないものがあり、今回は問題ないことを説明した。
- 無事に解決
新築中の不具合の調査
- 基礎にジャンカがあり不安を感じた施主より調査依頼をお受けした。
- 現地へ伺い調査したところ、ジャンカがひどく補修が必要と判断し提案した。
- 補修工事内容を施工会社より提案して頂き、その内容を確認し妥当と判断した。
- 補修工事中の立会い検査を実施した。
- 補修工事は適切に完了したが、施主がその後の工事を心配し完成までの検査の依頼をお受けした。
- 完成まで検査を実施し無事に解決、引渡しを完了した。
雨漏りの調査
- 室内に雨漏りが発生し調査依頼をお受けした。
- 初期調査として現地へ伺い、被害箇所と周辺および関連しそうな箇所を目視調査し、居住者より今までの経緯をヒアリングした。
- 弊社より居住者および施工会社に解体箇所・範囲を提案した。
- 施工会社が一部を解体し被害箇所・範囲を確認した。壁内の腐食・カビ・防水シートの問題を確認した。
- 補修工事中の立会い検査を実施した。
- 補修工事後の完了検査を実施した。
- 無事に解決
料金・支払方法・必要書類など
建物の不具合調査(欠陥住宅の検査)の料金・支払方法・必要書類・キャンセル規定などを紹介します。
料金(検査費用)
ケースによって対応方法・金額等が異なるため、状況を伺ったうえで見積もり金額を提示いたします。以下はその一例です。
(1)現状の現場確認及び目視検査 | 80,000円(税込88,000円) |
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(2)解体後の目視検査 | 65,000円(税込71,500円) |
(3)補修工事中の検査 | 65,000円(税込71,500円) |
(4)補修工事完了後の検査 | 65,000円(税込71,500円) |
- 全て1回あたりの代金の一例です。内容等によっても異なります。
- エリア及び建物面積(150平米超)によっては追加料金が生じます。
- 床下や屋根裏へ進入調査を要する場合は別途費用がかかります。
- 専用機材を用いる非破壊調査を行う場合は別途加算が生じます。
- 上の金額には設計業務や補修計画の立案、工事費用は含まれておりません。また、これらの業務はお受け致しておりません。
- 一緒に不具合等の検査以外の調査も行う場合は、別途費用がかかります。
- 検査日以外に打合せ等をご希望の場合は打合せ料(税込38,500円~)が必要です。
支払方法・キャンセル料等
支払時期 | 後払い。但し内容等によって前払いの場合もあるためお問合せください。 |
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支払方法・キャンセル料 | 詳細は支払方法・支払時期・キャンセル料について |
必要書類
不具合等の状況によりますが、基本的には平面図・立面図・住宅地図が必要となります。その他については別途お知らせ致します。
対応エリア
北海道・東北 | 対応不可 |
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関東 | 東京都、 神奈川県、 埼玉県、 千葉県、 茨城県、 栃木県 |
中部 | 愛知県、 三重県、 岐阜県、 静岡県 |
関西 | 大阪府、 京都府、 兵庫県、 奈良県、 滋賀県 |
中国・四国 | 対応不可 |
九州 | 対応不可 |
ご希望の内容等によって、上のエリアに関わらず対応外の場合がございます。
お問合せ・お申込み・サービスの流れ
STEP
01
お見積り、その他のお問合せ
- 「お問合せフォーム」よりお問合せの上、以下へ漏水個所を記した平面図・立面図、写真(不具合の状況を確認できるもの)をご送付ください。
- FAX番号 : 03-6697-5394(全国共通)
- E-mail : info@anest.net
STEP
02
弊社よりお客様へ調査内容・お見積りを回答(対応不可の場合あり)
- E-mailやLINEなどでヒアリングを行ってからお見積りとなることも多いです。
- 必要書類はこのタイミングで全て提出して頂くこともあります。
STEP
03
お客様より弊社へお申し込み
- お申込みは「お申込みフォーム」からお願いします。
- 弊社からお客様へ受付メールの発信をもって契約成立です。
STEP
04
必要書類の送付
- 遅くとも検査日の2日前までにご提出ください。
- 提出方法は、E-mail、LINE、郵送、FAXのいずれかです。
STEP
05
現地調査
- 目的・状況等に応じて調査を実施します。
- 原則、お客様もお立会いください。
STEP
06
調査報告書を送付
- E-mail(またはLINE)、郵送で送付します。
- 同時に、再調査(追加調査)が必要な場合は提案します。
新築工事に問題がある場合、「現地調査」か「調査報告書を送付」の後のタイミングで、施工会社より補修案を提示してもらうことが多いですが、調査前に補修案が出ているときは、弊社に事前に共有してください。
補修工事中の立会い検査を希望する場合、その後も調査が継続となります。工事規模・内容・工程次第では、補修工事中の立会い検査が複数回に及ぶこともあります。もちろん、お客様が希望する場合のみ対応です。