長期優良住宅の認定を受けている住宅では、5年・10年・15年・20年などの定期的なタイミングで建物の点検をしなければなりません。定期点検は必須とされています。
長期優良住宅の定期点検の内容と点検業者、第三者の立場で行う点検としてのホームインスペクションのご案内です。
長期優良住宅の定期点検とは
長期優良住宅の認定を受けている住宅の所有者が知っておくべき定期点検について説明します。
定期点検は必須
所有されている住宅が、長期優良住宅の認定を受けている場合、5年・10年・15年・20年などの定期的なタイミングで建物の点検が必要です。
これは定期的な点検を実施することで長期にわたり、建物の良い状態を保つためのものです。
永くお住まいになるなかで、建物は劣化していくのは当然のことですが、早めの点検と補修によって長持ちさせられることが大きなメリットだと言えます。
誰が定期点検を行うのか?
建物の点検を誰が行うかご存知でしょうか。以下のケースが考えられます。
- 所有者ご自身
- 新築時のハウスメーカーや建築業者
- 第三者の専門業者(点検業者)
所有者ご自身
所有者ご自身による点検でもよいというのは、少し意外に感じたかもしれませんが、制度上はそれで構わないことになっています。しかし、所有者の多くには建築の専門知識が無いわけですが、その場合、ご自身で適切に点検するのは困難ですので、あまり現実的ではありません。
新築時のハウスメーカーや建築業者
新築時のハウスメーカー等による点検は現実的な選択肢です。その会社によっては、定期点検すべき時期に連絡が入ることもありますし、購入するときにその旨の説明を受けたり、案内書面を交付されたりすることもあります。
第三者の専門業者(点検業者)
第三者の専門業者(点検業者)による点検では、新築時の施工不良の有無も目視等が可能な範囲で確認してもらえることがメリットです。建築したハウスメーカー等の場合、自社の施工不良を言いづらくて放置されることがあるため、有効な選択肢だと言えます。アネストは第三者の点検業者にあたります。
定期点検をしないと長期優良住宅の認定取り消しも!?
所管行政庁は建築・維持保全(定期点検を含む)の状況について報告を求めることができます。この際に報告しなかったり、虚偽の報告をしたものは30万円以下の罰金に処せられることがあります。
また、長期優良住宅に認定されている住宅では、計画していた維持保全(定期点検を含む)を行わない場合、所管行政庁より改善命令や認定の取り消しをされることがあります。
認定が取り消されてしまうと、長期優良住宅の認定を条件としている補助金や住宅ローン控除の優遇措置を受けている場合には返還を求められることがあります。
購入時に第三者のホームインスペクションを利用したか?
購入時に第三者のホームインスペクション(住宅診断)を利用して、その時点で施工ミス等を売主や建築業者へ指摘して補修してもらうことが多いですが、利用されていない方もいます。
その場合、これを機に第三者に診断してもらい、問題があれば売主等に補修を求めることも考えるとよいでしょう(求められるものに限る)。
売主等に補修等を求められないものについても、早めの補修が住まいの長持ちにつながるわけですので、第三者の診断を活用して補修等を検討してはいかがでしょうか。
アネストが行う長期優良住宅の定期点検のご紹介
アネストが行う長期優良住宅の定期点検を紹介します。
アネストとは?
アネストは、2003年より住宅・建物を対象としたホームインスペクション(住宅診断)をしており、診断実績が豊富で点検のノウハウを蓄積しています。もちろん、長期優良住宅の定期点検の実績も豊富です。
対象の住宅を建築した会社ではなく、第三者の立場で調査するため、新築時の施工不具合の有無を隠さず報告することができます。当然ながら、経年等により劣化した症状も報告します。
点検内容(調査範囲)
調査範囲は、建物の外部(基礎・外壁・軒裏・屋根など)および内部(床・壁・天井・設備)、床下・屋根裏のうち、調査時に目視および動作チェックが可能な範囲です。基本的に、長期優良住宅の定期点検で必要とされる範囲を網羅したものです。
オプション
床下・屋根裏の内部の調査は、点検口から覗いて目視できる範囲が基本サービスに含まれていますが、その内部へ進入調査するオプションを付けることができます。長期優良住宅の定期点検に、このオプションは必須ではございませんが、大事な部位を確認できるため、推奨しています。
よくある質問と回答
報告書を提出しますか?
点検の実施後、調査報告書を作成・提出します。お客様の確認用としてはもちろんですが、自治体等より提出を求められた場合に提出することができます。
点検の担当者
アネストでは、必ず、一級建築士で且つ既存住宅状況調査技術者である者が、長期優良住宅の定期点検を行います。
調査時の所要時間は?
床下・屋根裏の詳細調査(オプション)の有無により異なりますが、建物面積が100平米の住宅で、以下が目安です。
あり | 1.5~2.5時間くらい |
なし | 3~4時間くらい |
料金
エリア別の料金のご案内です。
7日前、14日前までのお申込みでお得(早割)
後述の料金より以下の割引を受けられる早割キャンペーンを実施中です。
(A)3,000円の割引 | 調査日の7日前までに正式にお申込み(ご依頼)のお手続きを済まされた方 |
(B)7,000円の割引 | 調査日の14日前までに正式にお申込み(ご依頼)のお手続きを済まされた方 但し、床下および屋根裏の詳細調査(オプション)を両方、ご依頼の上、実施できた方に限る |
早割キャンペーンの条件等の詳細はこちらでご確認ください。
関東・東海・甲信・関西
基本料金(Bプラン) | 65,000円(税込71,500円) |
早割(7日or14日前迄にお申込み) | ▲3,000円(税込3,300円) or ▲7,000円(税込7,700円) キャンペーン中 |
詳細報告書(オプション) | 無償で含まれる |
床下の詳細調査(オプション) | 30,000円(税込33,000円) |
屋根裏の詳細調査(オプション) | 25,000円(税込27,500円) |
- 基本料金の(Bプラン)は、長期優良住宅の定期点検に対応したプランです。
北海道・東北・北陸・中国・四国・九州
基本料金(Bプラン) | 65,000円(税込71,500円) |
早割(7日or14日前迄にお申込み) | ▲3,000円(税込3,300円) or ▲7,000円(税込7,700円) キャンペーン中 |
詳細報告書(オプション) | 無償で含まれる |
床下の詳細調査(オプション) | 20,000円(税込22,000円) |
屋根裏の詳細調査(オプション) | 20,000円(税込22,000円) |
- 所在地及び建物面積(150平米超)によっては追加料金が生じます。水周り設備の数が多い住宅も追加料金が生じます。
- 備え付け梯子や階段で安全に上がることができる屋上がある場合、調査対象となりますが、別途料金が必要です。お問合せください。
- エリア分けは「エリア別の料金」をご覧ください。
対応エリア
北海道・東北 | 岩手県、 宮城県、 山形県、 福島県 |
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関東 | 東京都、 神奈川県、 埼玉県、 千葉県、 茨城県、 栃木県、 群馬県 |
中部 | 愛知県、 三重県、 岐阜県、 静岡県、 石川県、 富山県、 福井県、 新潟県、 長野県、 山梨県 |
関西 | 大阪府、 京都府、 兵庫県、 奈良県、 滋賀県、 和歌山県 |
中国・四国 | 広島県、 岡山県、 山口県、 香川県、 愛媛県、 徳島県、 高知県 |
九州 | 福岡県、 佐賀県、 長崎県、 熊本県、 大分県、 沖縄県 |
以上に記載の地域であっても、日程・依頼内容・その他の事情により、対応できないことがあります。特に離島は対応できないことが多いです。ご了承ください。
アネストに点検を依頼する人
アネストに定期点検を依頼している人は以下のいずれかに該当する方が多いです(該当しない方もご利用は可能です)。
- 購入時に第三者のホームインスペクションを利用していない
- 売主や建築会社が倒産している
- 売主や建築会社との関係がよくない・信用できない
- 売主や建築会社が簡単な点検しかしてくれない
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