中古住宅建物保証
(既存住宅かし保険付き)
中古住宅を購入する際に利用できる建物の保証サービスです(要審査)。住宅瑕疵担保責任保険法人の既存住宅かし保険が付いている保証で、アネストの住宅診断(ホームインスペクション)にはその検査が無償で含まれております。
中古住宅建物保証の対象物件・メリット
アネストの中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)サービスの対象物件やメリットについて紹介します。
引渡し前に検査・審査・手続きが必要ですので、お早めにお問合せください。マンションなら中古マンション建物保証(既存住宅かし保険つき)をご覧ください。
中古住宅建物保証の対象物件
- 木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(木とRCの混構造も可)
- 建築確認日が昭和56年6月1日以降(※左記以前の建築は対象外)
- 3階建以下、建物面積500平米以下
- 引渡し前であること
- 既に誰かが居住したことのある住宅または完成後1年超を経過した住宅
- 売主が不動産会社ではない中古物件
- リフォームを伴わないこと(売買に際してリフォームする場合は対象外 ※)
- 建物の用途が住宅であること(一部でもオフィス・店舗等なら不可)
- 床下および屋根裏に点検口がある住宅
- 住宅瑕疵担保責任保険法人の定める基準に適合する物件(A)
- アネストの定める保証基準に適合する物件(B)
- 長屋(連棟住宅)は取扱いしておりません。
以上に該当しない項目が1つでもある場合は、中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)を受けることはできません。なお、上の(A)(B)はやや厳しい基準であるため、不適合となった物件の全てが購入に値しないというわけではございません。
※検査後にリフォーム工事した箇所やその工事の影響を受ける箇所は、かし保険の対象外となります。
アネストの中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)のメリット
- 基本構造部分については保証が付くので安心できる。
- 期間内に保証の対象となる瑕疵が確認された場合、補修工事費等が保険金でまかなわれる。
アネストの中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)の仕組み
住宅瑕疵担保責任保険法人とは国土交通省が指定している「かし保険」を取扱いできる機関です。
この「かし保険」が弊社の建物保証についているため、保証対象に瑕疵が確認されたときには補修費用等を保険でまかなうことができるものです。なお、弊社では「住宅あんしん保証」のかし保険を取り扱っております。
アネストの中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)の対象範囲
中古住宅建物保証の対象となるのは、建物の基本構造部分です。これは既存住宅かし保険と同じ範囲です。
かし保険の対象となる基本構造部分とは、住宅の品質確保の促進等に関する法律および同法施行令で定められた柱、基礎等の構造耐力上主要な部分および外壁、屋根等の雨水の侵入を防止する部分を指します(以下の図を参照)。
また、給排水管路担保特約を付けることで、給排水管(詳しくは以下)を保証する特約を選択することができます(要検査・審査、別途保証料)。
【給排水管路とは】
対象住宅またはその敷地内に設置された給水管、給湯管、排水管(雨水を排除するため住宅に設ける排水管のうち、当該住宅の屋根もしくは外壁の内部または屋内にある部分を除く)、または汚水管をいいます。ただし、対象住宅の所有者以外が所有または管理する部分および設備機器に係る部分を除きます。
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)の保険金額等
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)の保証期間、保険金額などを説明致します。
保証期間と保険金額
保証期間および保険金額は以下の3パターンから選択できます。保険金額が大きいほど保証料が高くなります。
- 保証期間:1年+保険金額:500万円
- 保証期間:1年+保険金額:1000万円
- 保証期間:5年+保険金額:1000万円
保証期間は引渡し日からの期間です。また、免責金額は5万円です。
お支払いする保険金
- 保険が適用されると判断された場合に支払われる保険金は、修補費用・事故調査費用・仮住まい費用で住宅瑕疵担保責任保険法人が認めるものに限ります。
- 但し、買主の故意・重大な過失によるもの、洪水・耐風・暴風雨・火災・落雷等によるものは支払われません(他にも条件がある)。
- 詳しくは、「保険金をお支払いする場合としない場合」を必ずご覧ください。
申し込み前に確認をお奨めする事項
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)では、検査・審査の結果、不適合となる物件も多いです。築20年以上の物件では半数以上が不適合となっており、築年数が経過するほど適合する確率が下がります。
よって、ご依頼前に以下の事項だけでも確認しておくことをお勧め致します。
基本的な条件
- 床下および屋根裏の点検口(床下収納庫など)が必要です。
- バルコニー床にウッドデッキ(スノコ)やタイル等が設置されている場合、事前に一部撤去して検査時に目視確認できるようにしておくことが必要です。
- 物置・障害物・積雪等により外部(基礎・外壁など)が広範囲に目視確認できない場合は不適合になります。
不適合となることが多い劣化事象
- 雨漏り跡(らしきものを含む)
- 防水上重要な部位(外壁・バルコニー)のひび割れ・隙間
- 床・壁の著しい傾斜
- 基礎や外壁の著しいひび割れ
- シロアリ被害・蟻道
指摘が多い事象は上に挙げたことですが、これら以外の劣化事象で不適合となることもあります。
給排水管路担保特約を希望する場合
- 水道が使用できないと不可です。
- 給排水管やその周囲に漏水や漏水跡があっても不可です。
検査項目は多岐にわたるため、その全てを事前に確認して頂くことは困難ですが、以上のことだけでも先にご確認頂くことをお奨め致します。
その他の事項
- 全ての条件に適合すれば、標準保証書が発行されます。
- 申込および検査は売買契約の前後いずれも可能です。
- 保険期間は引渡し日から開始します(引渡し前に全ての手続きを完了すること)。
- 不適合となった場合でも保証料以外の費用がかかります。
検査料・保証料・必要書類
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険つき)の検査料・建物面積別の保証料・必要書類を紹介します。
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険つき)の検査料
中古住宅建物保証(既存住宅かし保険つき)の
現地検査は、中古一戸建て住宅診断に無償で含まれております(Aプラン・Bプランのいずれも可)。
- 物件所在地によっては出張料が加算されることがあります。
- 建物面積150平米超は面積追加が加算されます。
- Aプランは建物保証に関する項目のみ検査します。
- Bプランは建物保証の対象項目以外も検査します(建具・断熱材・外構など)。
- 検査後の審査料は上に含まれております。
- Bプランには写真付き詳細報告書が含まれております。
建物面積別の保証料
上の検査・審査で適合と判定されてから、保証を付ける(保険に加入する)場合は以下の保証料が必要です。保証料は、建物面積・保証期間・保険金額によって異なります。
・保証期間:1年、保険金額:500万円の保証料
100平米未満 |
61,050円(税込) |
100平米以上、125平米未満 |
63,250円(税込) |
125平米以上、150平米未満 |
68,090円(税込) |
150平米以上 |
74,230円(税込) |
給排水管路担保特約 |
+11,000円(税込) |
・保証期間:1年、保険金額:1000万円
100平米未満 |
62,150円(税込) |
100平米以上、125平米未満 |
64,570円(税込) |
125平米以上、150平米未満 |
70,400円(税込) |
150平米以上 |
78,980円(税込) |
給排水管路担保特約 |
+12,100円(税込) |
・保証期間:5年、保険金額:1000万円
100平米未満 |
98,450円(税込) |
100平米以上、125平米未満 |
106,150円(税込) |
125平米以上、150平米未満 |
125,950円(税込) |
150平米以上 |
152,900円(税込) |
給排水管路担保特約 |
+14,300円(税込) |
- 基準に不適合のときは保証対象とならないため、以上のうち保証料はかかりません。
- その他のオプション(床下の詳細調査・屋根裏の詳細調査)を付加することが可能です。
- 基準に不適合の場合、補修後に再検査で合格することもございます。再検査料は、必要な補修工事の内容によりますが、20,000円(税込22,000円)~となります。
- 基準に不適合の場合、現実的に補修で適合させることが困難なケースもございます。
必要書類
- 平面図(間取り図)
- 所在地図
- 建築確認日が昭和56年6月1日以降と確認できる書類(確認済証・検査済証・確認台帳記載事項証明などのいずれか)
必要に応じて書類を追加して頂くことがあります。また、審査に適合して加入する際には売買契約書の写しなども必要になります。
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