知人・友人に自宅を建築してもらった後に欠陥・施工ミスが見つかった時の対応についてのご案内です。

住宅を新築する際に、知人が経営する工務店で建ててもらった。知人ということで安心していたが、完成して居住していると扉の建て付けが悪いなど、様々な問題に気付いてきた。都度、知人に話して対応してもらっているものの、徐々に関係が悪化してきて、気まずい。自分が細かな点を言い過ぎているのかとも気になる。

そこで、一度、第三者の専門家に住宅を一通り調べてもらい、本当に問題のある箇所、許容範囲を超えるものだけを知人に補修依頼したい。その際に、できれば第三者による診断を知人には内緒にしておきたい。

知人の工務店や知人に紹介して頂いた工務店で自宅を建築したものの、知人ゆえにかえって指摘等を言い辛いという方からのご相談は多いです。知人ということが安心材料である反面、トラブルになったり、必要以上の忍耐を強いられたりするケースがあるのも事実です。

やはり、安心感を得るためと、知人等に対して過剰な要求をして関係をより悪化させないためにも、建物全体の点検をお奨めします。構造や建物のプランによりますが、このときは床下と屋根裏へ進入して行う調査もご提案し、実施させて頂きました。

結果的には、床下で工事中のゴミが残っているなど、現場管理が適切に出来ていない様子がうかがえました。他にも排水管が逆勾配になっているなど、欠陥工事がいくつか見つかりました。お客様の希望により、当初は知人にお伝えせずに調査に入ったものの、大きな欠陥については直接に指摘して対応してもらった方が良いと考え、お客様から工務店に伝えて現場に来ていただき、指摘事項をお伝えしました。

その結果、しっかり対応して頂くことをお約束いただき、補修後の確認検査は工務店が費用負担されることにもなりました。